遠藤弓姫は同級生の白雪沙織からのいじめに遭い、鬱々とした毎日を送っていた。そんなある日、弓姫は校舎裏に佇む祠に祀られた柘榴(ざくろ)の木の下で、月夜と名乗る不思議な少女と出逢う。不思議とすべてを語ってしまった弓姫に、月夜は 「それで……あなたは何を望むの?」 と問い掛けるのだった。自身からの提案は一切せず、あくまで弓姫の口から何をしたいのか、どうしたいのかを言わせようとする月夜。弓姫が 「沙織に復讐したい」 と願うと、月夜は自分の囓っている赤い真珠のような柘榴の実を一粒、口移しで弓姫に与える。初めての唇の感触に戸惑う弓姫に、悪戯っぽく微笑んでこう伝えた。「その実は人の血と肉の味のする柘榴の実。あなたの思いが現実で起こせる、魔法の果実よ」 と。その不思議な力に魅入られた弓姫は月夜のもとへ足繁く通うようになり、その度に柘榴の実を一粒だけもらって、その能力を自分の欲のために使い始める。やがて、一粒ずつでは我慢できなくなった弓姫はもっと欲しいと懇願するが、そんな彼女に月夜は、「そのためにはあなたの全てを捧げなくてはならない」 と告げた。そして………世にもおぞましく、それでいて甘く切なく耽美な宴の幕が上がる。
美しく儚い乙女と乙女の恋情……「百合」。そして醜悪で**的な欲望のカタマリ……「触手」。微塵も重なることのない2つのモチーフが融合した、今までになく斬新で官能的な作品がここに誕生! 閉鎖的でどこかノスタルジックな雰囲気を持つ寄宿舎を舞台に展開する、少女たちの耽美な触れ合い。妖しくも艶かしいドラマに“怪異”が忍び寄り、美しく、激しい触手淫**で世界を侵食する! 百合作品としての趣を重視した作風により、耽美で淫靡な、ただ派手で激しいだけでは終わらない、心がゾクゾクするようなエロスを実現! アンバランスな思春期にみられる「憧れ」「愛情」と言った純粋な思いの裏側にある「嫉妬」や「独占欲」。行きすぎた思いの果てにある「大切なモノをめちゃくちゃにしてしまいたい」という「破滅」・「破壊願望」……。繊細な心理描写と、容赦の無いガチンコ触手淫**がどのような共鳴を聞かせてくれるのか? ぜひアナタ自身で確かめて欲しい!
祀 月夜(はふり・つきよ)(CV:香澄りょう)
遠藤 弓姫(えんどう・ゆき)(CV:東かりん)
赤城 珠洲 (あかぎ・すず)(CV:桃也みなみ)
白雪 沙織 (しらゆき・さおり)(CV:藍川珪)
鈴鐘七海(すずかね・ななみ)(CV:鈴音華月)
姫河朱音(ひめかわ・あかね)(CV:駒沢佳香)