ある晴れやかな夏休み――祖父が体調を崩したとの報告を受けた。忙しい両親に代わり、若干めんどくささを感じながらも、一人息子である自分が祖父母の家に来ている。幸いにも祖父の容態は大したことはなく、久しぶりに再会した祖母とゆっくりした時間を過ごしていた。そんな中、ここの自然はもう少しで無くなるのだと祖母は言う。この地の跡継ぎがいなくなると、都市開発のために取り壊されてしまうそうだ。その時は、「まぁ、それも時代の流れか」 そう思っていた。揺れる風鈴の音をたよりに縁側へ赴くと、そこは静かな緑が気持ちのいい場所だった。夏にもかかわらず風は涼しく澄んでいて、耳を澄ませば葉が擦れる心地のいい音。「風が……心地いいですよね」気がつけば隣には、やわらかな日差しに包まれた小さな女の子の姿。そしてなびかせる綺麗な髪は立派に山を作り、耳を作っていた――。俺は……目の前でほほ笑む少女とその自然の囁きに、いつの間にか魅了されていた。無邪気で好奇心旺盛な白狐と、世話焼きでおとなしい狐。こうして俺たちの小さな恋物語は始まった。
ぐみそふと、約5年ぶりの第2弾タイトル登場!お嬢様学園モノだった前作から一転して、田舎を舞台とした癒し系で、ヒロインは二人のきつね娘。家族へ、そして恋人へ――。 自然に囲まれて穏やかな、心温まる生活を満喫!なお、本作は E-mote で動く耳やしっぽが見どころ!かわいい狐耳に、本能直結なフサフサしっぽの動きなど、ケモミミ娘ならではの演出が。もちろん作中イベントでも尻尾が大活躍! 発情したらちょっぴり大胆?
しろ (白)(CV:八尋まみ)
こん (狐)(CV:星空ユメ)