―――4月1日。世間じゃ嘘が飛び交ってるが、俺にはそんなの関係ない。何故なら今日は、たった1人の大切な妹の誕生日。俺は兄貴として妹を祝う義務がある。なのに放蕩オヤジのやつ、久しぶりに帰ってきたかと思ったらトンでもないことを言いだしやがった。「実はな……蒿太。お前には本当は、妹があと364人いるんだ」わけがわからんまま連れてこられたのは、オヤジが創立したという私立橘学園。そこでは364人の新入生が、俺の到着をいまかいまかと待ちわびていた。「待ってたよ、お兄ちゃん! 今日からみんな、あなたの妹です」全校生徒、366名。うち男子は俺ひとり、残り365名は―――全員、妹。「えっ……ちょ、マジで? エイプリルフールじゃないのか?」
全校生徒366人中、365人が主人公の妹!? 学園まるごと“妹”という、凄い設定のゲームがやってきた! そんなにたくさんの妹がいて、しかも全員「お兄ちゃん大好き!」ときたら、これぞまさに妹パラダイス! ……と思ったら、兄を巡って364人の妹たちが激しく対立! そこで末っ子“きっか”の提案で、独自の「お兄ちゃんとの接し方」を掲げた妹党が旗揚げ。どの主張にみんなが従うか「選挙」で白黒つけることに! 旗揚げしたのは「自由妹党」「妹維新の会」「妹幸せ実現党」の三つ。「どんなにお兄ちゃんが好きか」「お兄ちゃんのために何が出来るか」を訴え主人公相手に妹アピールをすることで支持率アップを目指す! ……本作の醍醐味はこの「妹アピール」。選挙管理委員会から出題される「お兄ちゃんをどう起すか?」といった課題に、各党の党首である妹たちが、それぞれの個性に合った方法を実行。お兄ちゃんであるアナタは、どれが良かったかを選択していく。総選挙において勝利するのはどの妹党か? 全てはアナタ次第だ!
橘 四つ葉(CV:楓真琴)
橘 茉莉(CV:東かりん)
橘 柊(CV:桃井いちご)
橘 きっか(CV:藤乃理香)