キャラクター |
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神代 直(かみしろ なお)
家族は両親がいるが、父親は海外(アジア方面)へ長期出張中で母親もその付き添いで同行。息子一人で地元の実家に残り自活していた。
本来はストレートで物怖じしない性格の好漢。体格と身体能力に恵まれ、陸上部のホープだったこともあるが、一年前、膝の靭帯を断裂。手術で回復するが以前のような記録は望めなくなり、部を辞して競技生活を引退する。
それまでの目標を失ったことで日常に倦み、鬱屈した気分が溜まっていく。一時期はその腕っ節の**さを買われた喧嘩の助っ人などで私生活が荒れていたが、陸上部の元マネージャーである先輩の古雅幸によって窘められる。
それがきっかけで彼女に惚れるが、告白して玉砕。更に屈折することに……
その後震災で地獄と化した非日常的環境の中で、自己保身で精一杯な周りとは逆に、過剰なほどヒロイックに行動し無謀と紙一重の勇敢さを発揮するようになる。本人の思惑とは関わりなく周囲に希望を与える存在になっていき、本来の好漢ぶりを取り戻していく。
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古雅幸(こが・さち)
おっとりとした古き良き時代の女性らしい控えめな気性だが、聡明でいざという時の行動力も備えている。
誰にも別け隔てなく優しい振る舞いができる人格者で、容姿やスタイルもモデル並み。いわゆる完璧美人。
神代とは陸上部の花形選手とマネージャーという関係だったが、神代から告白を受けたことで関係が変化。
理由を明らかにすることなく断ったため、神代とは微妙な関係になる。だがある日の下校時、たまたま一緒になった時に震災に巻きこまれ、なし崩しのまま行動を共にするようになっていく
震災のショックで、主人公と過ごした学園生活以外の殆どの記憶を喪失してしまっている。家族のことさえ思い出せない不安の中、神代の存在だけを手がかりとして過去を思い出そうと度々苦悩する。
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七海やちる(ななみ・やちる
震災により崩壊した廃墟で出会う、凛とした佇まいの美少女。ただし中身はポンコツ。
気位が高く皆を引っ張りたがる、クラスの人気者またはお山の大将タイプ。
基本的に意識高い系の上から目線で高飛車な言動を好むが、その実結構な照れ屋でお人好し。
いわゆるポンコツ可愛い系。
そのギャップに本人が無自覚なため、周囲から愛され(いじられ)キャラにされがち。主人公グループ内でもそういった生温かい目線での扱いが平常運転。
将来の夢は起業(業種問わず、とにかく社長と名のつくものになりたい)。
ネットで知り合った友人に会うための小旅行で街を訪れたことで、震災に巻きこまれた。
そのめぐり合わせから、主人公とは運命共同体となる。
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伊里谷加護(いりや・かもり)
崩壊した廃墟で出会う、バイタリティある奔放な少女。
基本的に明るく軽くお気楽に振る舞うが、実は万事を客観的に俯瞰しているクールな性格。
笑っていたと思ったら、不意に達観したような無表情や切れ味ある発言をしたりする。猫っぽい。
アニメや漫画、ロックやお笑いといったサブカル好き。
人一倍空気が読めるため、グループ内の潤滑剤やムードメーカーの役割を無自覚に担うことが多い。ただしそれが嵩じて色々と本音やストレスを溜め込みやすい性格。
総じて、見た目や言動と考えていることとの二面性やギャップの多いキャラ。
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ジャハーナーラ・ベーグム サブキャラ
パキスタン人の少女。愛称はナーラ。
廃墟と化した市街で神代によって保護されて以来、懐いて離れなくなる。
性格は年相応のあどけなさを見せるが、一方であらゆる事象に対し大きく取り乱したりせず、淡々と受け止める不思議な器の大きさを発揮する。
こうした彼女の性質は対人関係にも現れ、あらゆる人間を平等で博愛的な視線で見つめる。
どこか女神のような俗世離れしたところを持つ不思議な少女。
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日下部優理(くさかべ・ゆうり)
震災で廃墟と化した暁市で神代に命を救われた少年。家族を亡くし絶望に打ちひしがれていた中、神代の言動によって逆境の中で生き抜く**さを教えられる。
廃墟で自分を守ってくれた神代を直にいちゃんと呼び、崇拝している。
幸ややちる、加護など女性陣のことも大事に思っているが、悲しいことに“それなりに”という前置きがついてしまう。結局のところ、命を救ってくれた“直にいちゃん”のことが一番大事でずっと一緒にいたいと願っている。
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日下部優理(くさかべゆうり)
暁市にて時空の狭間に吸い込まれた少年その人。 時間の流れが彼の姿を大人のそれに変化させている。
麗しい見た目とは裏腹に殺人を躊躇わない冷徹さを持つ。 戦闘能力は非常に高いが、その詳細は不明。 少年のような純粋さと凄惨な憎悪が同居するなど危うさを感じさせる。
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小館芹奈(こだてせりな)
あかつき新都の福祉職員。 直たちの担当として、生活面での世話役を任されている。 直たち生還者の個別の希望にも対応するなど組織に所属する人間としては非常に優秀。 気さくで頼りになる美人のお姉さんという風に直たちに接している。
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戸野坂誠(とのさかまこと)
あかつき財団に所属するボランティア医師。 暁市から生還した直たち重要人物の心身両面でのケアを担当するなど医師としての能力は非常に高い。
アメリカ帰りらしく、爽やかで快活な性格。 ハンサムな見た目に加えてユーモアも達者。 理知的かつ社交的で非常に人から好かれやすい印象を抱かせる。
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銹川真理(さびかわしんり)
元あかつき財団所属の心理学者。 機知に富み、行動力に溢れる頼もしい女性。 あかつき新都の暗部に反抗するレジスタンスのリーダーであり、その能力の高さから直たちの信頼を獲得する。
表向きの目的は非人道的な行いに対して反発して、とのことだが、その真意は不明。
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尾崎孝治(おざきこうじ)
震災中の暁市に現れて直に襲いかかった謎の男。 バロックは異形の剣。 次元の歪みの狭間に優理を吸い込ませた張本人。
直はあかつき新都に辿り着いてからも暁市の人々を救うため、尾崎との和解を考え、捜索を続けている。
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七海ひまり(ななみひまり)
やちるの義妹を名乗る少女。 暁市からの脱出に成功し、一躍時の人となったやちるを尋ねてあかつき新都を訪れる。 脚が不自由で車椅子を使用している。 やちるへの崇拝心は凄まじく、自信家でお調子者の彼女が困惑するほど。
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鴻上詩穂(こうがみしほ)
あかつき新都で一人暮らしをしている女子大生。 誰からも好かれやすい、他人に親切で温和な性格。 市内のコンビニエンスストアでアルバイトをしており、加護と出会い意気投合する。 やや精神年齢は幼く、一緒にいる加護の方が大人びて見える。
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古雅宗(こがたかし)
あかつき新都の初代市長。 元々は暁市にある零細企業の社長に過ぎなかったが、震災時は土地を離れていたため生存。 その後あかつき財団がその身柄を迎え入れた経緯を持つ。
何の経済力も政治地盤も持たない彼が、なぜ地方自治体の長にまで昇り詰めたのかは謎に包まれている。
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キニスン
米軍が組織した超能力者兵士部隊「ザ・シックス」の隊長。
修練の必要なく突如として目覚めたギフトである異能力(バロック)に対して、訓練と努力によって完成された超能力の使い手である自分たちに**い自負を抱いている。なお、メンバーの名前は全員本名ではなくコードネーム。
いかなる状況においても平静を失わない精神性、的確な選択を選ぶ判断力において傑出した能力を持ち、部下からの信頼は非常に厚い。
超能力は全ての物質を原子核から破壊する念動力(サイコキネシス)。最も単純にして最**の能力者。
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ウォーゼル
「ザ・シックス」の一員。
元々はラスベガスでギャンブルを生業にしていたが、ギャングとのトラブルで能力が軍部に発覚しスカウトされる。
ややいい加減な性格であるが、瞬時の閃きなどの戦闘センスは非常に高い。
超能力は発火能力(パイロキネシス)。
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ナドレック
「ザ・シックス」の一員。チームでは最年少。
サンフランシスコの中華街で育ち、同じく超能力に覚醒した妹がいたが現在は生き別れている。
無口で無愛想な上、棘のある話し方をする。一方で女性や年少者には優しい一面も見せる。
超能力は物体招来/転送能力(アポーツ/アスポーツ)。
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クラリッサ
「ザ・シックス」の一員。
真面目一徹の性格で負けん気が非常に**い。隊長であるキニスンを公私ともに敬愛している。
ルーズな性格のウォーゼルとは反りが合わず、口を開くと喧嘩が絶えない。
超能力は瞬間移動能力(テレポーテーション)。
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ハーゲンホルム
「ザ・シックス」の一員。
ネイティブアメリカンの老婆。重度のアルコール依存症で、常に酒で酩酊している。
超能力は予知能力(プレコグニション)。
彼女が常に酩酊状態にあるのは、未来予知という想像を絶するほどの重圧と恐怖から精神を守るためであり、本来は**い意志と責任感を持つ人物。
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トレゴンシー
「ザ・シックス」の副隊長。
温厚篤実で誰に対しても分け隔てなく接する、思慮深い人格者。
超能力は**力な念話能力(テレパス)。
巨体と**面に似合わず、その能力を生かしたチームの司令塔として活躍する。
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