会社員になって3年。毎日毎日真面目に務めてきた。 それが認められ、初めて大事なポジションを任された俺、責任感のは人一倍**いつもりだ。 しかし、何故だか上手くいかない。やってもやっても終わらない仕事、次から次へと おこるトラブル。要領のいい同僚に仕事を都合よく押し付けられ、フラフラになるまで働く毎日……。 本当は疲れきっているけれど、でも俺の取り柄は真面目なことだけだから……。 そんなある日の深夜、残業の帰り道にトボトボと靴の先を見つめながら歩いていると、光るコインを一枚見つけた。 交番にに届けなければ!と思うが、目の前ある不思議な光を放つ古いガチャガチャに吸い寄せられ るようにコインを入れて、回してしまう。 小さな罪悪感を抱えながら出て来たカプセルを持ち帰り、家に帰って開けてみると―― そこには小さな女の子が!? 「あたしの名前はリエル、え?交番に届ける?信じてもらえるわけないじゃん!」 リエルはいい加減で適当で、真面目な俺はイライラ爆発寸前。 だけど一緒に過ごす日々のなかで、なんとなく気付いていく……。 こういう力の抜き方も、もしかしたら必要なのかも……。
リエル