官能小説を主力とする「サテライト出版」の新卒編集者・香川明彦（主人公）。新人ながらも、今年、新人賞に輝いた新進気鋭の女流作家・篁シズクの担当になった明彦は、早速、彼女と対面することになった。しかし、対面した篁シズク――、本名・高村静香は、彼女の書いた官能小説のイメージとはかけ離れた、無口、無表情、無愛想な文系少女で、しかも現役女子校生だった。やや狼狽気味の明彦だったが、彼女は現在、スランプ気味で何も書けない状態にあり、それを何とかするのが編集者の役目――と自分に言い聞かせて彼女とコミュニケーションを取り始める。しかし、彼女が、実際にエッチの体験をしなければ作品のクオリティは高められない――と強く主張し始め、明彦はその剣幕に気圧され、彼女の自室で……。

“萌雛”の第三弾は、Hノベル二人三脚執筆AVG。無口で無愛想な現役女子校生官能小説家の少女と、新人編集者の主人公が、二人で様々なエッチを試しながら、それを作品作りに生かそうと奮闘する、明るく楽しいコメディ色の強い実用性も抜群のエッチゲームだ。登場するヒロインは、清楚で無口な文学少女・静香と、勝気で攻撃的な熱血少女・沙希の、全くタイプの異なる二人。“萌雛”らしく、何れも萌度満点な上に、エッチシチュエーションもすこぶる萌え〜な展開が数多く用意されているぞ。
プレイヤーは、性的好奇心旺盛な若き女流作家・静香から、白昼の学院で制服を着たままのプレイや通学途中の電車内で痴漢プレイ、SMクラブでのエッチ、ファンタジーオンラインRPGでのチャットセックスなど、様々なトンデモプレイを要求され、それをこなしながら、彼女の作品作りの手助けをするのだ。さらに静香の親友・沙希も巻き込んで、さらに作品のイメージを広げ、完成度を高めていく。
様々なエッチシチュエーションを経験させて、彼女のエッチ＆小説のスキルを磨いていこう！

ゲームはオーソドックスな選択肢タイプのアドベンチャー。選んだ選択肢によって、ヒロインそれぞれに設定されている「純愛性」「嗜虐性」「被虐性」「変態性」の四つのパラメータが変化し、シナリオが「純愛Hノベル」「官能牝子分小説」「本格SM小説」「ファンタジーH小説」の四つの路線に分岐する。まさに編集者の意向が作品に反映していくような感覚でゲームが楽しめる。
また発生したエッチイベントは、劇中、それをヒロインが小説として起こし、朗読するシーンが挿入される。さらには「回想シーン」においても「通常モード」と「朗読モード」の二つのモードから選択が可能になっている。女性が官能小説を朗読する――、そんな倒錯的なシチュエーションを堪能できるのも本作の魅力の一つだ。

高村静香 CV：桜川美央

尾上沙希 CV：千早美来