キャラクター |
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右田双鉄
大廃線時代末期に発生した鉄道事故の**者。家族全てを失くしたところを、右田家に引き取られ養子となった。
事故により見失った生きる目的を、『右田家にへの恩返し』に定めることで日常生活を送れるまでに回復したが、激しい感情をみせるようなことは殆どなく、良く言えば極めて理性的であり、悪く言えば人間味に乏しい。
進学に伴い離れていた御一夜へ、エアクラ工場誘致計画を撤回させる目的を持ち帰郷。そこで偶然にハチロクを目覚めさせたことにより、己から家族を奪った鉄道と真正面から向き合うことを**いられる。
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ハチロク
旧帝鉄8620形蒸気機関車トップナンバー機8620専用レイルロオド。帝鉄解体直前、8620と共に買い取られて御一夜へ運ばれてきたものの、そのままずっと眠らされ続けてきた。
トップナンバーレイルロオドにふさわしい能力、知性、教養、気品を併せ持つ、まさに日ノ本撫子。が、目覚めて以降は著しい能力低下に苦しめられ、人知れず涙をこぼしている。しかし、双鉄以外の何者もその姿を目にすることは無く、人の目に映るハチロクは、凛とした自信に満ち、常に結果を示しつづける、最優秀のレイルロオドに他ならない。
誕生日 3/8
「西暦1914年の3月8日――
8620トップナンバー機の完成に一月ほど先立って、
わたくしは完成いたしました」
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右田日々姫
お絵描き大好きであり、その気持ちを御一夜市内の看板描きやイラストマップ作成といった仕事につなげてもいる、右田双鉄の義理の妹。真面目で前向き。人や物事の美点を誰より良く見出すことが出来る目を持っている。
有能すぎる姉への引け目で押し隠していた絵への愛情を、
「絵を大好きでかまわないんだ」と見開かせててくれた双鉄のことを敬愛し、同時に、敬愛以上の何かを感じてしまっていることを自覚し始めてもいる。
それが気恥ずかしくもどかしく、双鉄に対しては素直に接することができない日々を、心ならずも送っている。
誕生日 10/25
「誕生日なら、10月25日とや――んんっ、10月25日です。
結構すっごい絵描きの人と同じお誕生日ですよ?
え、誰かって……それは、調べてみてください」
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雛衣ポーレット
亡き父の遺志を継ぎ、御一夜へのエアクラ工場誘致反対の旗を掲げる、若き御一夜市長、兼、御一夜鉄道株式会社の社長。キハ07Sの運転士でもあり、同専用レイルロオドのれいなとは、実の姉妹のように仲良し。
鉄道が大好きで、鉄道のことを尋ねられると話がとまらなくなるほど。責任感がとても**く、ときとして押しつぶされてしまいそうにもなるが、れいなのふんわりとした性格にしばしば助けられている。
双鉄に**い頼りがいを感じており、それだけに、頼り過ぎないようにと懸命な自制をしてしまう、ある意味損な性格でもある。
誕生日 12/18
「わたしの誕生日ですか? 12月18日――
そう! そうなんです! あの美しい赤レンガ!
日ノ本の誇り、帝央駅と、わたし同じ誕生日なんです」
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れいな
御一夜鉄道キハ07S専用レイルロオド。レイルロオドの中でもひときわ小さな容姿とほにゃほにゃとした性格と舌っ足らずな印象とが特徴的だが、かつては鉱山鉄道で大活躍をし、その全盛期から廃鉱までを余さずその目に焼き付けてきた――という、なかなかに深い人生経験の持ち主でもある。
この世に嫌いなものなど何一つないのではないかというほど、全方向に対して好意的で、天然の甘え上手。
動物や赤ん坊にも非常に好かれ、時として、会話さえ交わしているようにも見えるほど、良好なコミュニケーションを行うことが出来る。
誕生日 3/26
「れいなの製造日ですかぁ?
うふふぅ、3月の26日ですよぉ
車両と、ちょうどおんなじ日にできあがったんですぅ」
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右田真闇
御一夜を代表する焼酎蔵、右田一酒造元の杜氏にして、右田双鉄の義理の姉。酒造りのセンスはもちろん、経営センスに優れ、その若さにもかかわらず、商店会中から頼りにされる存在である。
両親が不在がちな右田家を支える実質的な主婦でもあり、
包容力豊か。
真闇と日々姫とが織り成してくれた暖かで平凡な日常が、双鉄の心の傷をどれほどに癒してくれたは計り知れない。
初対面の時から双鉄に惹かれ、けれども妹である日々姫も同様に双鉄に惹かれていることに気づいてしまったがため、
その想いを、ひた隠しに隠し続けている。
誕生日 11/27
「誕生日? 11月の27日よ。
なんねぇ、なんかプレゼントでもくれっと?
ふふ、ウソウソ。お祝いの気持ちだけで嬉しかとよ」
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宝生稀咲
隈元銀行頭取、宝生元忠の一人娘にして、隈元銀行御一夜支店長を任されてもいる、現役の学園生。
学園生活を通じて偶然に知り合った日々姫の絵の才能に気づき、それを活かせる環境をセッティングした日々姫の頼れる先輩でもある。
御一夜市が経済的苦境を脱する道はエアクラ工場誘致しか無いと判断し、それを実現するため活発に活動している。
意思が**く、合理性を重視し、現実的。
ある面では双鉄と似通った性格を持っているため、立場が正反対でありながらも、非常に話が合ってしまいもする。
誕生日 7/1
「ボクの誕生日? 7月1日。銀行の日と同じ日だ。 偶然? なのかな? あの父だ。
案外と、狙ってたのかも知れないよ?」
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蓑笠凪
剣術修行とふかみちゃんとが大好きな、蓑笠鍛冶店の自覚無き看板娘。
とにかく明るく声が大きい元気のかたまりで、何をやっても目立つ上、裏表というものがまるで無いので、学園でもご町内でも人気者。
体を動かすことが好きで得意であることから、ふかみが川下り舟を操る姿に興味を持ち、川下りの手伝いをするようになり、そこから急速に仲良くなった。
竹を割ったような性格と、竹を割った中身のような脳味噌とを持つがゆえ、非常に単純で判断が早い。
恋愛に興味をもったことは無く、自身が女性であることすら深くは意識していない。
誕生日 1/7
「誕生日なら、1月7日、七草粥を食べる日ばい!
夜には、ケーキとご馳走が待っておるけんね、
朝がおかゆでものたりんのも、丁度良かばい!」
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早瀬ふかみ
病弱な母に代わって、御一夜の誇る観光資源、クマ川下りの運営を必死に務める、苦労人の少女。読書が大好きで物静かで引っ込み思案な性格なのだが、生活上の必要に鍛えられ、営業トークなどはきっちりこなせる。
反面、プライベートでは自分の意見を全く出せず、凪が代弁してくれないときには流されるがままになってしまう。それゆえ凪を非常に頼りにしており、その明快さに憧れてもいる。
読書癖の影響で、妄想力は密かに豊か。「凪ちゃんがもし男の子だったら」的な妄想をしてしまったときなどは、一人で布団にくるまり転げまわっている。
誕生日 8/10
「た、誕生日。です、か? えと……8月10日――です。
暑い盛りで、おかあさん大変だったって――
だからわたし、川が大好きなのかもしれません」
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