都会から遠く離れた浪田町に住む、三輪正吾(主人公)は、妖怪や幽霊など、この世にあらざる存在を見えてしまう“眼”を持つ青年。「常浪学園」での二回目の夏休みを終えようとしていたある日、正吾は、漆黒の闇のような少女を見かける。それ以来、正吾の周囲は、不穏な空気に包まれるようになった。持前の明るさで、そうした空気を吹き飛ばそうと普通に振舞う正吾。しかし、彼を取り巻く三人の少女との交流によって生まれた一つの恋が、正吾の“命”を脅かすことに……。
残暑にきらめく静かな町で繰り広げられる、ちょっと不思議で、とても愛おしい――、そんなハートフルなラブストーリーが味わえる、純愛ノベル作品。妖怪や幽霊など、普通の人には見えないものが見えてしまう特別な眼(=見鬼)を持つ主人公は、自分の“命”が脅かされることも知らず、彼を取り巻く、同い年の従姉妹・柏倉春留、記憶喪失の少女・育、呪い師の家系に生まれた先輩・結城小星の何れかの少女と愛情を育んでいく。しかし、彼女と過ごしたささやかな時間は主人公にとって、何ものにも代え難く、心に深く刻まれる。はたして、物語のラストで待っているものとは……!?
柏倉春留 (CV:安玖深音)
育 (CV:まきいづみ)
結城小星 (CV:飯田空)