「私、女にしか興味がないの」 主人公「壱砂秀勇」には婚約までするほど愛していた女性がいたが、 そんな理由を告げられて一方的に婚約破棄をされてしまった過去がある。 壱砂は、地域の学校のなかでも群を抜いて優秀な教員だったが、 そんな出来事以降、性格の表裏が強くなり、やがて学生だけでなく他教員とも上手くいかなくなっていた。 それからというもの『扱い辛い』と色んな学校を毎年転々とさせられていたのだった。 そんなある日、聖リリウム女学園という有名なお嬢様学園が、 「昨今のジェンダー問題」に対処して1人だけ男性教員を導入するということで話題になった。 教育現場から爪弾きにされていたが優秀ということで、その1人に壱砂が任命させられることに。 ――その学園で出会った4人の生徒たち。 男は汚らわしいと思い、男に恐怖心を抱き、男を目の敵にしていた。 そして何より、元婚約者のように「同性に友情以上の感情を持っている」ようだった。 ひょんなことから手に入った” **アロマ” を使い、 そんな4人の教え子たちに男というものを教え込む日が始まるのだった…
四条 香菜(しじょう かな)
能代 薫衣 (のしろ くのえ)
乙姫 來夢 (おとひめ らいむ)
甘黒 公子(あまぐろ きみこ)